スポンサーサイト --年--月--日 スポンサー広告

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

No.018 2012 Last Birds 2012年12月31日 総合 トラックバック:0コメント:2



2012.12.6からスタートした、bird life art and.....

まだはじめたばかりですが、

本日、2012.12.31に、18記事目を迎えました。

来年も、この調子で、

マイペースで続けていけたらと思っていますので、

私なりの、

鳥についての、

life art design book.....

お付き合いいただけたら幸いです。



来年もどうぞ宜しくお願い致します。








334418_363467623750194_1855227141_o_3.jpg




15177_351732611590362_641709942_n_3.jpg




845px-African_Grey_Parrot,_peeking_out_from_under_its_wing_-_edit_3
スポンサーサイト

No.017 THE PARROTS & THE TOUCANS 2012年12月27日 アート・デザイン トラックバック:0コメント:0



例年通り、クリスマスはあっという間に過ぎ去った。

とはいうものの、今年のクリスマスは、

例年に比べるとちょっと思い出深いものとなった。



というのは・・・

我が家は毎年クリスマスには夫婦でプレゼントの交換をする。

そのプレゼントに、今年は主人から思いも寄らないものを頂いた。

思い起こせば、数年前・・・

あれは日本橋の百貨店のインテリアフロアでのこと。

ふと目に止まった画集があった。

厳かに、専用の箱に入っていて、ずっしりと重い。

中を開けると、一枚一枚手漉きをしたような紙に

美しい鳥の絵が描かれている。

一目見て魅了され、

一枚一枚丁寧に、眺めていった。

描かれた鳥は、紙面に対して、小さかったり、大きかったり、

どうやら、原寸大で描かれているようだった。

店員に、これは売り物か?と聞くと

ディスプレイ用に置いてあるものだという。

残念・・・TACHENの書籍であることだけ記憶してその場を去った。



あれから数年。。。

あの時の本に、

まさか今年のクリスマスに再会しようとは思いも寄らなかった。





◎ジョン・グールドのオオハシの画集(TACHEN)

中身は緻密に描かれたオオハシが51枚。
TACHENの完璧なリプリント技術により現代に蘇りました。
ジョン・グールドは 「鳥類図譜」制作の当初から、
大きな鳥も実物大で描写することを目指し、
インペリアル・フォリオ判(約56×39cm)という大判サイズを採用しました。

The Bird Man John Gould




◎エドワード・リアのパロットの画集(TACHEN)

中身は緻密に描かれたパロットが42枚入っています。

ヴィクトリア時代のアンソリット画家/エドワード・リア




DSC_9013.jpg


DSC_9017.jpg


DSC_9021.jpg


DSC_9025.jpg


DSC_9029.jpg


DSC_9023.jpg




この場を借りて主人にお礼を。。。

猪突猛進な性格の私。

鳥を飼い始めてからというもの、

その魅力の虜になり、

朝から晩まで鳥、鳥、鳥・・・・

一途に鳥ばかり追いかける私を、

あまり度が過ぎると、窘められたりはするけれど、

いつも、一緒に真剣に鳥の事を考えてくれたり、

一緒に勉強してくれたり。



そして、今年の、クリスマスプレゼント。

初めてこの本を見た時の私の表情、言葉、、、そのひとつひとつ、

全部記憶していてくれて、ずっと心に留めておいていてくれたこと。

言葉では言い表せないくらい感謝しています。



オール英文、とても見応え、読み応えある本なので、

これからじっくり拝見させていただこうと思っています。

いつも、ほんとにありがとう!



No.016 kaleidoscope「Blue Bird」 2012年12月26日 アート・デザイン トラックバック:0コメント:2



デザインのモチーフに使われるものとして、

植物に続いて多いのが「鳥」なのではないだろうか?

と思えるくらい、鳥モチーフはよく見かける。


我が家にある万華鏡の「Blue Bird」

名前から察して分かるように、

こちらも鳥、とはいっても羽がモチーフに使われている。

仙台万華鏡美術館で義母が買って来てくれたものだ。


鳥は、その素の姿が美しいから

モチーフとして使った時に、

人間が敢えて手を下さなくても

それだけで美しいものが出来上がるのだ。




DSC_8950.jpg


DSC_8958.jpg


DSC_8962.jpg


DSC_8979.jpg


DSC_8970.jpg



No.015 Life with Alex a memoir 2012年12月21日 生態 トラックバック:0コメント:0

8242866650_6a7215fe72.jpg




アイリーン・ペパーバーグ博士が来日された時に

紹介していたDVD。

アレックスの研究風景をまとめたもので、

予約販売をしていた。

そのDVDがアメリカから届いた。



Life with Alex

A film by Emily Wick

The parrot who changed how the world understands animal intelligence.

いかにして動物の知能を理解するか、その認識を変えたオウム。




さまざまな鳥類の認知能力、

言語コミュニケーション能力を研究を通して世に知らしめ、

2007年にこの世を去ったヨウムのアレックスと

ペパーバーグ博士の学習・研究風景などを収録したDVDです。





◎DVDジャケットカバーバックより


もし、たぐいまれな能力を持った

鳥の心を垣間見ることができたとしたらどうしますか。

「Life with Alex」は、

人類以外の生物の認識及び学習能力についての常識を覆すものです。

ヨウムのアレックスとアイリーン・ペパーバーグ博士、

研究所マネージャー、アーリーン・レビン=ロウ、

そして彼らの学生たちが、

今まで私達が見たことのない世界への扉を開いてくれます。

アレックスの業績および研究所のメンバーたちとの関係は

動物がどのように考えるか、

についての私たちの認識を大きく変えました。

アレックス自身が何を考え、

何を感じたのかを、

意味のある人間の言葉で伝えました。

「Life with Alex」、

このDVDに収められたシーンは

いままで公表されていなかった映像で満載です。

31歳で亡くなった彼の死よって、

アレックスは、世界中の何百万ものファンの心に刻み込まれました。

そして、我々が共存するこの地球の全ての生物の大使となったのです。

「Life with Alex」は驚くべき能力を持った鳥の心の世界へお誘いします。




What if you could get a glimpse into the life and mind of one

of the most extraordinary birds ever to live?

Now you can.

Life with Alex is a compelling film about non-human cognition and learning.

Follow Alex, the African Grey parrot, and his colleagues:

Dr. Irene Pepperberg, lab manager Arlene Levin-Rowe,

and their student assistants. Learn about Alex's accomplishments and relationships,

which changed forever what we know about how animals think.

See never-before-released footage of Alex,

in which he uses meaningful human speech to convey how he thought and felt every day.

By the time of his death at age 31,

Alex had won the hearts of millions of fans around the world,

having become as an ambassador for all creatures with whom we share this planet.

Join us as Life with Alex offers a window into the life and mind of this wondrous bird.








IMG_3171.jpg


IMG_3169.jpg


IMG_3166.jpg


IMG_3170.jpg


IMG_3167.jpg


IMG_3172.jpg


IMG_3173.jpg








◎アレックス財団

インコの認知能力とコミュニケーション能力の確立を研究支援する団体。
アレックス財団への援助は、インコの知能研究への支援となります。



A GREY PARROT STUDIOS Production
DIRECTED BY EMILY WICK
FEATURING ALEX,DR.IRENE PEPPERBERG,
and ARLENE LEVIN-ROWE
CONSULTING EDITOR JUDY IRVING
MUSIC BY PAULETTE NICHOLS





drpepperbergalex.jpg







No.014 アイリーン・ペパーバーグ博士によるモデルライバル法実演 2012年12月20日 生態 トラックバック:0コメント:0



ちょっと前の話しになります。

第2回ABiCo~Asia Birds Convention~で講演をするため、

ヨウムのアレックスで有名なアイリーン・ペパーバーグ博士が来日され、

TSUBASA「とり村」にいらっしゃいました。

そして、アレックスが学んだ手法「モデル/ライバル法」

のデモンストレーションを実演してくださることになり、そのデモに参加させていただきました。

TSUBASAの鳥から一羽代表してもらって、ペパーバーグ博士の手ほどきを受けました。




●モデル/ライバル法とは?

ペパーバーグ博士は、アレックスを訓練する際に、
M/R法(モデル/ライバル法)の改良版を用いました。
実験者は、メインのトレーナーの人と、モデルかつライバルとなる人の2人が必要です。

まず、ヨウムの好きそうなものを用意します。
それの名前だったり(「何がある?」)、色だったり(「どんな色?」)、
形だったり(「どんな形?」)、個数だったり(「何個ある?)を答えさせるわけです。
トレーナーの人は、ヨウムのモデルとなる人に、上で述べたような質問をおこないます。
正解すれば、褒めて、それをあげます。
このモデルの人は、オウムにとっては、反応のモデルであると同時に、
トレーナーの注意を自分から奪うライバルでもあります。

モデルの人は、時々間違えるようにします。
なるべくヨウムの間違いに似た発声をおこないます。
モデルが間違っていることをヨウムにわからせるため、
トレーナーはモデルの間違いに対して、叱ったり、
その物を取り上げたりすることをします。
それと同時に「惜しい」「がんばって」などのように励まし、
モデルが修正しようとしているところをヨウムに見せます。

このトレーナーとモデルは、つねに固定しているのではなく、交替を繰り返します。
あるときはトレーナーだった人が、次の瞬間にはモデルの役を引き受けるわけです。
そして、そのやりとりのなかに、ヨウムを巻きこんでいきます。
つまり、2人の人間のどちらかがトレーナーで、
ヨウムが回答者となる状況を、ときどき入れていくということです。
トレーナーは、人間のモデルにしたのと同じように、ヨウムに質問し、
褒めて物をあげたり、叱ってとりあげたり、励ましたりすることになります。

下の本の第2章 "Can we really communicate with a bird?" に、詳細が書かれています。
興味ある方は是非ご一読を。

The Alex Studies: Cognitive and Communicative Abilities of Grey Parrots

邦訳版
アレックス・スタディ―オウムは人間の言葉を理解するか





◎アレックス関連サイト

書籍/アレックスと私

WIRED.jp Archives/ゼロの概念を習得した「天才」オウム


alex-and-me.jpg






今回、TSUBASAの鳥から選ばれたのは、ヨウムの空(くう)ちゃん。

当初はTSUBASAスタッフが、大勢の人の前や初めての人の前でも平気な、

アオメキバタンのシロちゃんにお相手を務めてもらおうと思っていたそうですが、

あまり反応が期待できなのではないかと思われた空ちゃんを敢えて、ペパーバーグ博士は選びました。

124アイリーン1





トレーナー役はペパーバーグ博士。モデル役は通訳の石綿さん。後に交互に役割を交代します。

124アイリーン18





まずは、空ちゃんとペパーバーグ博士のご挨拶。

124アイリーン2



124アイリーン3



124アイリーン5



124アイリーン4






今回のデモンストレーションでは、モデルライバル法の基本編で、

「物」にはそれぞれ「名前」があることを教えます。

空ちゃんの好きな物、「かみ」と「たね(ひまわり)」、それを利用して教えていきます。

「かみ」or「たね」の言葉を、お互いに言い合い、

その単語が発音できたら、ご褒美に「かみ」or「たね」をあげます。



その流れは、ひとつの単純な単語で繰り返されます。(P=ペパーバーグ博士/I=石綿さん)

P:「かみ」

I:「かみ?」

P:「かみ」

I:「かみ?」

合間に、空ちゃんの近くに「かみ」を持って行ってみせたり、渡そうとしたりしながら、このやり取りを繰り返します。

P:「かみ」

I:「oh~~かみ!」

P:「かみ」を渡す。

I:「かみ」をちぎって遊ぶ。

となります。

このやり取りを満面の笑みを浮かべて、楽しそうに何度も繰り返し行ないます。





時々「かみ」を楽しくちぎって遊ぶ様子を見せます。

124アイリーン19





ちょっとでも発音しそうなそぶりや音を発した時点で、即褒美をあげます。

124アイリーン7



124アイリーン6




通訳の石綿さんも空ちゃんに「かみ」をあげます。

124アイリーン20





「かみ」をちぎってご満悦の空ちゃん。

124アイリーン8





「かみ」を右足にしっかり持ったまま、のび~をしてリラックス。

124アイリーン9





「かみ」ちぎりにかなりご執心な空ちゃん。

124アイリーン10





スタッフも予想外だったのは、普段あまり「かみ」をちぎって遊ばない空ちゃんが、

二人のやりとりをみて、興味を示し、楽しそうに「かみ」をちぎって遊び始めたこと。

遊んだ時間は過去最長だそうです。




木製の「くぎ」を見せたりもしてみました。

124アイリーン12





「たね」を与えてみます。でも食べて直ぐになくなってしまいます。

空ちゃんには「かみ」の方が訓練に適しているみたいです。

124アイリーン11





実験を続けること1時間ほど。ついに、空ちゃんが言葉を発しました!




「かみ」




これにはペパーバーグ博士もびっくり!

こんな短時間に成功することはあまりないそうです。場内に驚きと喜びの声が上がりました。




すごいね!空ちゃん!

124アイリーン17





ちょっと得意顔の空ちゃん?ペパーバーグ博士も誇らしげ。

124アイリーン13


124アイリーン15


124アイリーン14







空ちゃん、お疲れ様でした。実験大成功!でした。

空ちゃん、訓練が終わった後も、一人でこっそり「かみ」「かみ」「かみ」・・・・・って練習してたりして。






124アイリーン16







No.013 天才ヨウムのアレックス 2012年12月19日 生態 トラックバック:0コメント:2



小学生の頃、小鳥を数羽飼っていたことがある。

当時、小鳥を飼うのが流行りだったのか、

あちこちの家の庭先に鳥駕籠がぶら下がっていたり、

縁側に置かれていたりする風景をみかけた。

最初に飼った小鳥は、十姉妹。

人馴れはしていないものの、

ツボ巣に入って家族仲むつまじい様子を眺めるのが楽しみの鳥だった。

その後、オスのセキセイインコを飼った。

こちらも人馴れはしていなかったが、よくしゃべる。

暇さえあれば、しゃべる。

おしゃべりの内容をよく聞いていると

どうやら日常的に家族がしゃべっている言葉をじっと聞いていて

それを憶えていてまねしているらしい。

それは言葉の内容を理解してるわけでなく

単なるまねっこだと思っていた。




一般に「鸚鵡返し」という言葉があり、

オウム・インコ類は物まね上手と言われている。

チンパンジーやゴリラは手話はできるが、喋ることはできない。

現生の生物で人類と直接会話できるのは鳥類しかいない。

オウムが言葉をまねることは昔から知られていたが、

最近の研究では「まねる」のではなく「会話している」ことが解明されてきた。

「まねる」という表現はある意味では正しく、

ある意味では不正確である。

鳥の物まねは、条件反射的な模倣ではなく、

意思疎通の手段として行われているのだ。

「まねる」と言う行動はほとんどの鳥類が持つ習性だそうだ。

その鳥のもっている「まねる」という習性を使って

鳥の知能の高さを研究している、世界的に有名な学者が

アイリーン・ペパーバーグ博士、

そして、その研究対象となったのがヨウムのアレックスだ。




その研究内容が驚きに値する。

アレックスは、50もの物体、また大きさや色、

そして数を認識する能力をも持っているというのだ。

3セットの物体をアラビア数字を使い最大8まで足算をすることができたそうだ。

アレックスは2007年に死亡しているが、

生前研究チームは彼の数の把握能力を検証していたとのこと。

例えば緑色のブロック4個、赤を2個、青を5個提示されたとき、

アレックスは「5個はどの色?」という問いかけに対し

「青」と答えることができた。

アレックスは数の概念を把握していたと考えられている。

さらに別のヨウムに対し

「クリック音を2回鳴らし、鳴らした数を答える」

という実験を行っていた際、

始めに2回鳴らしたときにこのヨウムは何も答えなかったため

さらに2回鳴らしたところアレックスが横から「4」と答え、

さらに2回鳴らしたところ「6」と答えたとのこと。

このことからアレックスには数を把握し

足していく能力があることに気づいた研究者は更に実験を重ねたそうだ。

その結果、お菓子のジェリービーンズとクラッカーといった別々の物体の合計が6以下であった場合

正確に足し算を行えることが分かったという。

その後アレックスは色付きの数字マグネットを使いアラビア数字を覚え、

これを用いた足し算を行えるようになったとのこと。

また、3つのコップの下に隠したジェリービーンズなどの物体を見せられ、

その合計を答えるという実験も平行して行われたとのこと。

どちらの実験も最後まで終わらせることなくアレックスはこの世を去ってしまったそうだが、

その正答率は偶然より高かったとのこと。

現在人間以外で数を合計する能力が実証されているのは

ヨウムのアレックスと、チンパンジーだけである。




以下ナショナルジオグラフィックより引用。

動物に心の内を直接聞いてみたい・・・。

1977年、大学を出たばかりの研究者アイリーン・ペパーバーグは、

こう考えて大胆な実験を始めた。

彼女は1歳のヨウム(オウムの一種)を研究室に持ち込み、

アレックスと名づけて、人間の言葉を教えることにしたのだ。

「意思疎通ができるようになれば、

鳥がどんなふうに世界を見ているか、話を聞けると思ったんです」

ペパーバーグが実験を始めた当時、多くの科学者は、

動物に考える力などないと思っていた。

ロボットと同じように決まりきった反応しかせず、

思考や感情とは縁がないと決めつけていたのである。

いや、うちの犬は違いますよ、と言う人もいるだろう。

だが、そんな主張はなかなか通らない。

動物に思考力がある、言い換えれば、

まわりから得た情報をもとに行動する能力があると科学的に実証するには、どうすればよいのか。

「そのために、アレックスに協力を仰いだわけです」とペパーバーグ。




記憶する、文法や絵文字を理解する、自意識をもつ、

他者の思惑を推察する、動作や行動をまねる、

何かを創り出す・・・・・

こうした能力は、高度な知能をもつことを示す重要な指標とみなされている。

さまざまな実験を通じて、動物たちにもこのような能力があることが、

少しずつ明らかになってきた。




アレックスの英語学習歴は長く、

ペパーバーグと代々の研究助手が30年にわたって指導してきた。

ヨウムは集団で生活するので、仲間との交流が欠かせない。

アレックスにとっては、研究スタッフが仲間のようなものだが、

本物の鳥の仲間として、若いヨウムも2羽飼われている。

ペパーバーグはアレックスをシカゴのペット店で買った。

後でほかの研究者に「どうせ天才ヨウムを選んだのだろう」

と言われたくはなかったので、鳥選びは店員に任せた。

ヨウムの脳は、クルミの実ほどの大きさしかない。

言葉を教え、考えを聞き出そうとしても、

ただの徒労に終わるだろうと、大半の研究仲間は高をくくっていた。

手話や絵文字(シンボル)を使って動物とコミュニケーションをとる研究は、

これまでにもチンパンジーやボノボ(ピグミーチンパンジー)、

ゴリラといった類人猿を対象に行われ、多くはめざましい成果を挙げている。

たとえば、カンジと名づけられたボノボは、

多数の絵文字を使って、研究者と“会話”する。

会話といっても、カンジの場合は相手の顔を見て、

口を開き、言葉を発するわけではない。

ペパーバーグはそれを鳥にやらせようというのだ。




◎アレックスの英語学習法

ペパーバーグが席を立って鳥かごに近づくと、アレックスはくちばしを開けた。
 
「ブドウ、ホシイ」
 
「まだ朝食をあげてないので、ちょっとご機嫌ななめなんです」とペパーバーグ。

助手がブドウとサヤインゲン、薄切りにしたリンゴとバナナ、トウモロコシを容器に入れた。

忍耐強い指導のかいあって、アレックスは発声器官である鳴管を使って、

100語近い英単語を発音できるようになった。

朝食に出された食べ物の名前もすべて言えるが、リンゴのことは「バネリー」と呼ぶ。

「味はバナナっぽくて、見た目はちょっとチェリーみたいな果物―そんな意味で、

アレックスが考えた造語なんです」

数も1から6まで数えられるようになり、今は7と8を練習中だという。

「7も8も、もうわかっていると思います。

たぶんもう10までは数えられるでしょうが、発音はまだ練習中なんです。

音によっては、教えるのにかなり時間がかかるものもあるんです」

朝食がすんでも、アレックスはときどき身を乗り出すようにして、

くちばしを開け、声を上げていた。「ス、ス、セ……ウン」

「よくできたわ、アレックス」。ペパーバーグがほめる。「セブン。その数はセブンよ」
 
「ス、ス、セ……ウン! セ……ウン!」
 
「鳴管をどう使ったら正しい音が出せるか考えながら、自分で練習しているんです」

鳥が人間の言葉の手ほどきを受け、その上、自主的に練習もするなどと言われても、

ちょっと信じられないかもしれない。

だが、アレックスという実例を目のあたりにし、その声に耳を傾ければ、納得がいく。

ご褒美の餌をもらえるわけでも、かぎ爪をたたかれて強制されるわけでもない。

それでも、あくまで自分から繰り返し音をまねようとする。

ペパーバーグは、アレックスにセブンという言葉を何十回も言って聞かせた。

「繰り返し聞いて初めて、正確にまねできるようになるんです。

私たちは、アレックスが人間の言葉を覚えられるかどうかを調べようとしているわけではありません。

言葉をまねる能力を利用して、鳥のもつ認知能力を探りたい。当初からそれが狙いでした」




◎動物の認知能力を探る

鳥が世界をどう見ているか、初歩的な質問をする準備は整った。

アレックスにいきなり、何を考えているのか聞くのは無理でも、

数や形、色の識別についての問答ならできる。

ペパーバーグは実際にやってくれた。

まず、棚のかごから緑の鍵と緑の小さなカップを出し、アレックスに見せて聞く。

「何が同じ?」

アレックスは迷わずにくちばしを開けた。

「イ、ロ」
 
「何が違う?」
 
「カタチ」

続く20分間、アレックスは色や形、

大きさや材質(木材、金属、ウールなど)の違いを見分けるテストを次々に受けた。

さまざまな色の積み木の中に黄色いものが何個あるかを数えるなど、

簡単な数の勘定もできた。

そればかりか、英語のレッスンを受けていた別の若いヨウムが

「グリーン」という単語の発音をまちがえたのを聞きつけ、

大声で「ハッキリ、ハナセ!」と言ったのだ。

僕だっていろいろ考えている。

そう言いたいかのようだ。

「生意気なこと言っちゃだめ」と、ペパーバーグは首を振ってたしなめた。

「アレックスは今やっていることは全部わかっているので、退屈してよそに口をはさむんです。

わざとまちがった答えを言って困らせることもあります」

「キ、イキタイ」。アレックスがぽつりと小声で言った。

アレックスは生まれてこのかた、ずっと室内で暮らしてきた。

だが、研究室のドアの向こうにニレの木があるのを知っていて、

その木を見ると機嫌がよくなるのだった。

ペパーバーグは手を差し出して、アレックスをその上にとまらせ、

廊下に出て、木漏れ日の差し込む窓辺に向かった。

「イイコ。イイトリ」。

アレックスはペパーバーグの手の上でうなずくように首を動かした。

「そうね、あなたはいい子よ。いい鳥よ」。

ペパーバーグは小さな頭にキスをした。

アレックスは最後までいい子だった。

死ぬ前にとうとう「セブン」の発音を習得したと、

ペパーバーグは誇らしげに報告してくれた。

「同じ」と「違う」の意味がわかるなど、

アレックスが示した認知能力の多くは、一般には高等な哺乳類、

とりわけ霊長類だけがもつものと考えられている。

だがオウムも、複雑な社会集団の中で暮らす動物だ。

仲間との関係やまわりの環境は絶えず変わる。

変化への対応を迫られるのは、鳥類も霊長類も同じだろう。

「果実の熟し具合を見分けるには、色を識別できないといけません。

姿かたちから、天敵を察知する必要もあります」と、ペパーバーグは説明する。

「色や形がわかり、数の概念が芽生えてくれば、群れの現状を把握できます。

交尾の相手がいる鳥といない鳥を区別するのにも役立ちます。

長生きする鳥は、本能だけでこうした判断をして生きていくのは無理です。

認知能力が必要になってくるはずです」

周囲の事象を心の中で抽象的な概念にグループ分けする能力は、

動物にとっても重要であるはずだ。

人間の知能も、その延長線上にあるものだろうか。

ダーウィンは進化論を人間の脳にも当てはめて、

人間の知能の発達過程を説明しようとした。

人間の心理や知能は、より原始的な生物のもつ能力から進化してきたはずだ。

どの動物も、生きていく中で同じ課題に直面するからだ。

ダーウィンはミミズを観察して、

どの動物にも知能の萌芽のようなものがあるのではないかと考えた。

しかし、20世紀初めには、こんな考えは相手にされなかった。

多くの研究者は、動物を機械のようにみなす行動主義の立場をとり、

マウスを使った室内実験に没頭した。

だが、動物が刺激に反応する機械にすぎないなら、

人間の知能はどのようにして誕生したのか。

人間がすぐれた認知能力を獲得した過程を生物学の見地からきちんと説明するのは、

進化論的な視点抜きでは不可能だ。

時代の流れは、“動物=機械”説からダーウィンの進化論へと徐々に移っていった。

そしてさまざまな動物の研究から、

認知能力の起源は非常に古く、多種多様であることがわかってきた。







003.jpg


002.jpg


001.jpg


04.jpg


05.jpg


06.jpg


09.jpg


08.jpg







空を飛んだり、巣を作ったり、

エサを探したりする以外のことができるのが知られている鳥は、

アレックスが初めてではない。

アメリカカケスはどうやら特定の出来事を覚えていられるようだし、

キツツキフィンチはエサを得るのに道具を使うことで知られている。

ニュージーランドに住むキーアやカレドニアガラスも

嘴や足を器用に使い、考えながら行動することでも有名だ。



アレックスの知的能力は、クルミほどの大きさの脳しか持たない動物にも

人間のしていることの一部はできる、ということを示し、

ほかの種の鳥の能力の研究に道筋をつけてもいると、

ペッパーバーグ博士は語る。

アレックスの能力が紹介されることは、

ヨウムのような絶滅のおそれのある鳥を保護する助けにもなるだろう。

「基本的に、知覚力と知性を持つ、われわれに近い生き物のほうが、保護しなくてはという理解を得やすい」

とペッパーバーグ博士は語る。



さらに、アレックスに数や形や色を教えるのに使われた手法は、

自閉症や注意欠陥障害などの学習障害のある子供たちに、

他人への共感などのスキルを身につけさせるのにも役立っているそうだ。



残念ながらアレックスは、

2007年9月、31歳の若さで亡くなった。

「鳥は、思考して話す」という驚愕の事実を証明して〜CNN、ABC、Time



You be good. I love you.(和訳:「マタネ。愛シテル」)

死の前の晩、

アレックスはペッパーバーグ博士にいつも通りの挨拶をし、

永遠の眠りについた。




No.012 2012年 Once Upon a Time In Wonder Christmas by ISETAN 2012年12月18日 アート・デザイン トラックバック:0コメント:0



No.09で話題にした、クラウス・ハーパニエミ。

彼が手がけた、今季の伊勢丹のクリスマスディスプレイを見に行ってきました。


今年も例年に劣ることなく、文句なしの素晴らしい出来映え。

何がスゴイかというと、

全館、クラウス・ハーパニエミワールド一色!

どのフロアー、どのショップに出向いても

どこかにかならず、Wonder Christmasのテイストを感じさせる徹底した演出ぶり。

拘りに妥協がないのだ。




じっくりクラウス・ハーパニエミワールドに浸りたい方は是非こちらをどうぞ!

Once Upon a Time in Wonder Christmas

むかしむかし、不思議な動物たちが暮らす「ワンダーランド」には、12の王国がありました。

そこには、大いなる自然とともにある伝説の地。

あなたも、そっとのぞいてみませんか。




あまり時間がなかったので、ざっとディスプレイを見学した程度だったのですが、

それでも、そこかしこにスゴイエネルギーを感じました。

百貨店不況時にこの勢い、盛況ぶり。

なんでも、伊勢丹新宿店はパワースポットにあたるとか。

そんな様子をたくさん紹介しようと思ったのですが、

繁忙時のデパート、悠長に写真を撮ってるひまもなく。

そこで一点、中でも私が、さすが!と思った、

1階アクセサリーショップとWonder Christmasのコラボで作られた

パンフレットを紹介しようと思う。

アクセサリーはクリスマスセールスアピールの大きなポイント。

そのアクセサリーとクラウス・ハーパニエミの絵が

とてもしっくりうまく融合されていて、

アクセサリーの魅力を十二分き引き出している。

不思議な鳥モチーフがたくさんあるところもお見逃しなく!




伊勢丹アクセパンフ表紙


まとめ





No.011 シルク・ドゥ・ソレイユ 2012年12月17日 アート・デザイン トラックバック:0コメント:0



今日は『鳥』とは直接関係はないのですが、

1994年以来、日本での公演は欠かさず観に行くほど大好きな

シルク・ドゥ・ソレイユの話。



初めての方も、ファンの方も、

世界中の誰もが驚き、興奮し、感動する、

世界最高峰のパフォーマンス集団『シルク・ドゥ・ソレイユ』。

彼らの最新作は「3D映画〜彼方からの物語」

魅惑的な物語で綴る、未体験のワンラーランド!

シルク・ドゥ・ソレイユは人間の限界を変えた究極のパフォーマンスで、

世界中の人々を魅了し続けている。

本作は、「タイタニック」「アバター」の

ジェームス・キャメロンがプロデューサーとして参加。

3Dカメラを使って驚くほど美しい映像を撮影し、

シルク・ドゥ・ソレイユの新たな魅力を引き出している。

また、「シュレック」「ナルニア国物語」のアンドリュー・アダムソンが、

監督・脚本を手がけ、老若男女を夢中にされる魅惑的なラブストーリーを作り上げた。

見たことも無い世界への感動を興奮、最先端の技術による臨場感、

究極のパフォーマンスと最先端3Dの融合が全く新しい映画を生み出した。




シルク3


まとめ




Cirque du Soleil Worlds away







彼らは文字通り、人間の限界を超えたパフォーマンに挑戦し続けている。

サーカスという枠組みを超えた、アーティスティックな演出の中、

宙を舞い、飛翔し、ダンスし・・・・

時に引力をも逆らうようなその美しいパフォーマンスに

私は感動と共に憧れさえ感じてしまう。

それは、

「鳥」の羽ばたく姿を見たとき、

「鳥」の美しい色彩に心奪われるとき、に似ている。

こんなにも彼らのパフォーマンスにずっと感動し続けているのは

決してなり得ぬものへの飽くなき挑戦。

その姿勢に、魅了されるからなのかもしれない。




彼らのパフォーマンスの中で私が最も美しいと思うものに、

「エアリアル」がある。

一人ないしは二人のパフォーマーが

天井から釣った一本の紐やシルクの布だけをたよりに

華麗なアクロバティックパフォーマンス繰り広げるもので、

映画の中のエンディングでこれが効果的に使われるのである。

若い男女が愛を確かめ合うように宙を舞う姿がとても感動的なのである。

その感動は、鳥が大空を飛ぶ、圧倒的に美しい飛翔の姿を見た時にどこか似ている。



『シルク・ドゥ・ソレイユ 3D』監督も震えたエアリアル「シルクの絆」とは?

世界的に有名なサーカス、シルク・ドゥ・ソレイユの舞台を映画化した
『シルク・ドゥ・ソレイユ 3D 彼方からの物語』を手がけた
アンドリュー・アダムソン監督が、お気に入りのシーンのひとつを語った。

それは、主人公の男女のパフォーマンス。シルクの演目をすべて見て、
映画化のためのストーリーを構成したアダムソン監督だが、
実は、このシーンは元々シルクの演目にはなかったもので、
監督がストーリーの構成において付け加えたもの。

このお気に入りのシーンは、地上40フィート(約12メートル)
の高さで演じられるもので、まさに圧巻。
監督も「今でも(その映像を)見て、感動します」と口にするほどだ。

「ほとんどイゴールとエリカ、2人のパフォーマーのおかげです」
「実際の振付をどうしていくのかというのは、
彼らに何ができるかというのを見せてもらって決めていきましたが、
具体的な振付はほとんど彼ら2人がやったようなものです」と賞賛する。

さらに、「あそこまでのパフォーマンスをするには、
本当に関係・絆ができていないといけないと思うんですね。
完全に(相手を)信じていないと、感情的なコネクションがないと、
あそこまで信じきれないと思います。
なので、身体表現が感情の絆を見せてくれるということで、
より感情が揺さぶられるんだと思います」と答えた。

生身の人間の、肉体を極限まで駆使したパフォーマンスは、
CGにはない緊迫感や迫力、美しさを感じるだろう。
シルクの新たな一面が見られる映画版シルクを体験してみたい。

〜ハリウッドニュース編集部





◎シルク・ドゥ・ソレイユ(フランス語: Cirque du Soleil、日本語直訳: 太陽のサーカス)(wikipediaより)

火喰い芸の大道芸人だった、ギー・ラリベルテが、
1984年にカナダ・ケベック州で設立したエンターテイメント集団、
及び、それを管理する会社の名称である。
今日シルク・ドゥ・ソレイユでは複数のレジデントショー(常設公演)、
ツアーショー(巡回公演)を並行して行っており、
独特のスタイルに基づいたそれらのショーは、
その芸術性の高さから多くの名声を集め、世界中で幅広い人気を博している。
カナダ・ケベック州モントリオールに国際本部が置かれている。
ショーのスタイルにはサーカスの伝統様式を取り入れているが、
演者としての人間を強調する「ヌーヴォー・シルク(新サーカス)」
と呼ばれるもので、動物を使った曲芸は行わない。
大道芸、サーカス、オペラとロックの要素をふんだんに取り入れ、
体を自在に曲げる軽業や、ジャグリング、力業、道化と空中ブランコなどがよく登場する。
彼等のショーに登場する衣装は非常に多彩で
そして創造的であり、祝祭の雰囲気を醸し出している。


No.010 LE MONDE D'HERMES Automne-Hiver 2012 2012年12月15日 アート・デザイン トラックバック:0コメント:0



HERMESの季刊誌、ルモンド。

鳥好きの友人からの情報で、

今季は鳥がたくさん掲載されているとのことで

早速、HERMES丸の内にもらいに行ってきた。




HERMES3_2.jpg






なるほど、馴染みのある、小鳥たちがたくさん載っていて、

鳥好きにはたまらない季刊誌だ。



『おかしな小鳥たち』



英国の若手写真家、ルーク・スティーブンソンの作品。

標本のような小鳥たちは、

まるで、モード誌を飾るモデルのよう。


HERMES4.jpg





そして、それ以外に私がびっくり仰天したのがこのページ。



『小鳥を装う婦人』



なんと、日傘兼用杖!

傘の部分は絹で裏打ちしたキジの羽根製、柄は磁器、木製の軸はイバラ模様に塗装、金の留め輪。

『オペラ』と呼ばれる柄のディティールは、ロココ様式の曲線に包まれた花柄、

コルレット(飾り襟)をつけた女性の胸像。

マイセン製、18世紀。


HERMES5.jpg


HERMES2.jpg


HERMES1_3.jpg






杖にも日傘にもなるこの不可解な逸品。

これを説明する文章もまたぞくっとするほど不思議な表現なのだ。



自然と人工の奇異な取り合わせは、

ロココ時代の画家ワトーの描く

奇妙な宴の最後の生き残りであっても不思議ではない。

柄の端に目をやれば、磁器の持ち手が天使の笑みを浮かべる

スフィンクスの麗人に姿を変えながら、

なぜか半ばベールに隠された目に

うっすらウイスキーの気配も滲ませる。

それはまさに、

小枝につかまってこちらをうかがう雀のこましゃくれた素振りそのもの・・・・・



Watteau2.jpg

シテール島への巡礼/1717年/油彩・カンヴァス/129×194m
アントワーヌ・ヴァトー(Jean Antoine Watteau)/1684年10月10日生 - 1721年7月18日没/フランス/ロココ美術







把手の10センチ下につけられた奇妙な羽根の細工は、

いったい何だろう。

だれが、だれのために作ったのか。

ひろげれば花冠はふさふさの赤みがかった金髪となり、

羽根が縫い付けられた絹のドームをすっぽり覆いかくす。

使い道は4通りあり、

杖と日傘になるばかりでなく、

森の中ではカムフラージュに、

さらにシバの女王の装身具の代わりも務まる。

東洋では大昔、有力者は4層の天蓋の下に客を迎えて驚かせ、

怖じ気づかせたという。

メデューサと鳥の混血、

日傘兼用杖を発明した想像力豊かな職人の名は伝わっていない。




No.009 クラウス・ハーパニエミ 2012年12月14日 アート・デザイン トラックバック:0コメント:0



リレー形式はちょっとお休みして、

今日はクリスマスショッピング中に見つけた、

とっても素敵なBirdy Goodsの紹介です。

予てからファンだった、クラウス・ハーパニエミ。

そのポストカードブックです。




「不思議な森の紳士録」




クラウス・ハーパニエミの心のなかに映し出された北欧の自然、

不思議で魅力的な姿がつめこまれてます。




『もしあなたが自然からインスピレーションを受け、

自然をあなたの想像力を刺激する特別な泉とみるなら、

あなたの内なる心とふたたびつながることができるのではないでしょうか?』

〜クラウス・ハーパニエミ


クラウス72dpi





クラウス・ハーパニエミ

デザイナー、アーティスト。

1970年にフィンランドで生まれ、現在はロンドンを拠点に活躍中。

独特の描線・色使いで描く美しい風景や神秘的なクリーチャー(動物たち)は、

さまざまな人々、人気ブランドや世界中のメディアから注目を集めている。

2009年以来、伊勢丹のクリスマスアートを手がけている。

Once Upon a Time in Wonder Christmas

他には、イッタラのタイカシリーズでも有名。





2009年 How To Make Wonder Christmas by ISETAN





2010年 Ring Ring Wonder Christmas by ISETAN



※2/12〜11/12はこちら→Ring Ring Wonder Christmas2/12〜11/12



2011年 White Wonder Christmas by ISETAN





2012年 Once Upon a Time In Wonder Christmas by ISETAN







No.008 カカポ 2012年12月13日 生態 トラックバック:0コメント:0

カカポ2


前記事で、ニュージーランドの巨鳥モアが登場する物語を紹介したところで、

そろそろ私が一目惚れした、同じくニュージーランドの固有鳥「カカポ」のことを記しておこうと思う。


カカポの魅力をどう語ろうか?

自分の拙い表現力では、魅力を伝え切れない。

そこで、ネットで検索したら、

すばらしく的確にカカポの魅了をあますところなく伝えていらっしゃる方が。

『カカポ募金』代表・内田泉さんです。

以下は、内田さんの文章の引用になります。



++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++


ネコのように遊び、ブタのように鼻を鳴らし、フクロウのように夜中に動き回り、

ウサギのように穴を掘って子育てし、人間の赤んぼうほどの大きさがあって、

フリージアの花の匂いがするへんてこないきもの。

これが、ニュージーランドで絶滅の危機にある飛べないオウム、カカポです。



カカポ(和名フクロウオウム)は、ニュージーランドの太古の森の住人です。

そのことをはっきりと教えてくれるのは、カカポの羽の色です。

カカポの羽は、日だまりの黄色、やわらかな芽吹きの黄緑、夏の空の下の眩しい緑、木陰の深い緑、

そして曲がりくねって伸びる枝の茶色と、

あらゆる森の色が微妙にブレンドされていて、実に美しいのです。

この羽はカカポの唯一の防衛手段でもあり、鳥たちは恐怖や不安を感じるとぴたっと動きを止め、

誰からも見つからないようにとひたすら願います。



幸いなことに、ニュージーランドの森には今は絶滅してしまった

巨大ワシの他にはたいした敵もいなかったので、

カカポはワシたちの寝ている安全な夜に活動することにして、

飛ぶこともやめてしまい、地上生活を続けました。

そのうちに足がどんどん太く丈夫になり、体には脂肪がついて寒い山の中の暮らしも平気になり、

現在では最高で体長60cm、体重4kgにも達するオウム類で世界一の重量級となりました。



カカポの変わっているところはそれだけではありません。

恋の季節になると、オスたちは特別のダンスを披露するのです。

カカポは、ふだんはオスもメスもナワバリを持ち、

単独で暮らしていて、他の鳥と出会うのを好みません。

しかし、繁殖期になると、カカポのオスたちは自分のナワバリを離れ、

10羽以上も山の上の方に集まってきて、自分の体がスポッとはまるくらいの浅い穴を掘ります。

そして、そこに一晩中座り込み、

胸のところにある空気袋を大きく膨らませて風船みたいにまん丸くなり、

お腹から空気袋に響くような音を出します。

これが「ブーン、ブーン」という音となって、穴の壁に反響し、

山の裾野まで何キロも渡って伝わっていきます。

これを聞きつけたメスが、とことこと山の上までやってくると、

いよいよオスたちのダンスコンクールがはじまります。

彼らはメスの気持ちを惹こうと、普段使わない美しい大きな羽を広げ、

片足ダンスをしたり、後ろ向きに歩いたり、枝をくわえたり放したりします。

メスは、気に入ったオスと短い契りを結び、

すぐに自分のナワバリに戻ってひとりで子育てをするのです。

しかし、「10羽以上も山の上に集まってきて…」と書きましたが、

実際には、これを見た人は誰もいません。

実は古い昔の文献の中でしか、お目にかかれない光景なのです。



ニュージーランドで本格的にカカポの保護がはじまったのが、1970年代のこと。

このころは、カカポが本当にまだ生き残っているのかどうかも分からず、

最後の砦であるフィヨルドランド地方の険しい山の中から

やっと10数羽の鳥が発見されたとき、その全てはオスでした。

つまり、この山の中のオスたちは、毎年、夏の繁殖期が来ると、

もう山にいなくなってしまっているメスを求めて、

夜ごとに「ブーン、ブーン」と呼び続けていたのです。



なぜ、そんなに数が減ってしまったのでしょうか。これは人間のせいなのです。



ポリネシアから船にのって人間がはじめてニュージーランドにやってきたのが、

1000年以上前のこと。

目の前には豊かな森が広がり、耳を覆いたくなるような鳥のコーラスが聞こえていました。

定住をはじめた彼らは、中でも巨大な鳥モアを狙い、

モアを燻り出すために広範囲の森に火をつけました。

大きくて美味しく、美しい羽を持つカカポも格好の獲物でした。

おまけにカカポは、夏になると「ブーン、ブーン」と鳴いて居場所を教えてくれるのですから。



今から200年ほど前になると、ヨーロッパから白人がやってきました。

ヨーロッパ人は一層の激しさで森を焼き払って牧場にし、

さらにネコやイタチ、ネズミ、オコジョなどの肉食動物を連れてきました。

住みかを失い、見たこともない天敵が現れたこの土地に、

のんびりした太古のリズムで生きていたカカポが生き残るのは、不可能に近いことだったのです。



幸いなことに、1980年代に入って、南島のさらに南に位置するスチュワート島にも

カカポが生き残っていることが分かり、メスも発見されました。

ニュージーランド自然保護省はネコやネズミのいない離れ小島に保護区を作り、

鳥たちをそこに放して管理していますが、いまでもカカポの総数は、

たった62羽にすぎません。(2012年現在では150羽程に増えています)



そこで、ニュージーランドを代表するこの魅力的な鳥たちの未来を救うために、

自然保護省は現在『カカポ絶滅救済計画(Kakapo Recovery Programme)』に取り組んでいます。

また、私は日本でこのことを知り、1990年にカカポ基金という小さな非営利団体を設立して、

有志から『カカポ絶滅救済計画』へ寄付を届ける仕事を続けています。

毎年の寄付金は5,000ドルから10,000ドルで、

これはカカポの人工孵化器の購入などに使われています。

昨年11月『カカポ絶滅救済計画』は、

より多くの人に保護活動について知っていただくことができるように、

ホームページを開設しました。(http://www.kakaporecovery.org.nz)

カカポの歴史から生態、保護活動の内容や最新情報など、

内容の充実したとてもきれいなホームページです。



これに対して、日本のカカポ基金は、自然保護省および王立森林鳥類保護協会と協議して、

このホームページを日本語化するボランティアプロジェクトを担当することになりました。

この日本語化プロジェクト『HonyakuKakapo』はメーリングリストを利用して行われ、

カカポ基金のスタッフばかりではなく、自然に興味のある人、翻訳勉強中の人、

インターネットを利用した共同作業に興味のある人など多くの人が参加しています。

まだ4月下旬にはじまったばかりなので、おそらく4~5ヶ月はかかると思います。

その間、どんなことをしているのか覗いてみたい方、

翻訳やIT技術の面で手伝ってくださる方がいらしたら、

いつからでも気軽に参加していただきたいと思っていますので、是非ご連絡ください。

担当者:内田(PXI12631@nifty.ne.jp)プロジェクトのホームページから参加することも可能です。
http://www.egroups.co.jp/group/HonyakuKakapo



6000万年の歴史の中で進化した鳥が、過去たった1000年の変化によって窮地に追いやられてしまう。

カカポは地球上の環境問題のほんの一例にすぎませんが、

多くのことを象徴している存在だと思います。

カカポの保護が成功し、それが他の土地、

特に日本のような島国にとっても大きな参考となることを、私は期待しています。



カカポ基金代表・『HonyakuKakapo』プロジェクト管理人
ライター・翻訳家 内田泉

KIAORA MAILニュージーランド掲載 2001.05.14




カカポ3





内田さんが上記の文章を書かれてから11年ほどが経ちました。

2001年に62羽しか残っていなかったカカポも、今ではその倍以上、150羽に増えるほどに。

懸命に保護活動をする方々には感謝の気持ちでいっぱです。

極力自然の状態の中で繁殖させようとするためのスタッフの努力は並々ならぬものとお察しします。

この先も、引き続き順調に繁殖が成功し、

たくさんのカカポが育っていくことを見守っていきたいと思います。






◆カカポギャラリー


◎カカポ―月の子ども うちだ いずみ (著)、さじ ちあき (イラスト)

ニュージーランドの深い深い森の奥に昔から住んでいた鳥、カカポ。
ユニークで愛嬌のある、飛ぶことを忘れてしまったオウムの一種。
美しいイラストでカカポの生態、悲劇的な歴史を紹介。
印税の一部はカカポを保護するための「カカポ基金」に提供されます。

月の子ども



◎Kakapo Rescue: Saving the World's Strangest Parrot (Scientists in the Field)

カカポ本2





◎カカポの鳴き声を聞くことができるサイト・・・New Zealand birds

前半は普通時の鳴き声、後半はボーンボーンという鳴き声が聞こえます。

カカポ5



カカポ4







No.007 ハンター 2012年12月12日 書籍 トラックバック:0コメント:0



今回は、ニュージーランドの児童文学「ハンター/ジョイ・カウリー」の紹介です。



マオリの奴隷少年ハンターには、見えないはずのものを見とおせるという、特別な能力があった。

主人たちとともに、フィヨルドランドの森で「幻の巨鳥モア」を追うなか、

ハンターは不思議な光景を見る。

青い目をしたフフ(白人)の少女が、月の光のように弱々しく・・・

その少女は、おそれおののいていた。

そして、スリリングで緊張感あふれる二つの世界の物語が始まります。



200年前(1805年当時):マオリの奴隷として育った少年ハンターと、

現代(2005年):マオリの血をひく少女ジョーダンの意識が、

彼女と弟2人を乗せた小型飛行機の墜落による遭難事故をきっかけにシンクロします。

1805年は明朝体、2005年はゴシック体の文字でそれぞれのドラマが交互に進行し、

遭難事故というショッキングな内容から、

子どもだけで大自然の中をいかに生き抜けるかというドラマに変わっていきます。

物語は、ニュージーランドの歴史やマオリの暮らし、独自の生態系など、

さまざまな事実に基づいて展開していきます。



今回のリレーキーワードは「幻の巨鳥モア」。

前記事「もうひとつの場所」の最初のページに出てくる絶滅した鳥です。

主人公のハンターが生きていた19世紀はじめごろは既にモアは絶滅していたと考えられていますが、

この物語の中では、最後の年老いたモアが一羽が生き残っていたという設定になっています。

その最後の一羽もあっけなくマオリの主人たちの手にかかってしまいますが、

その時のハンターの心の叫びが、せつなく、胸に響きます。



『この年老いた巨鳥モアは、自分の死が近いことを認識している。

森の神タネのもとで生きるものたちは、命について、人間よりはるかに多くのことを知っているのだ。

とくに自分の生命が尽きるときのことは、よくわかっている。』


『逃げろ、逃げろ!こんな死に方をしてはいけない。

山の中にもどって、自分の死を自分だけでむかえてくれ。』


『ここから去れ!自分らしく死ね。

人間におそわれ、血を流して死ぬのではなく、

おまえがそうしたいときに、自分で魂を解きはなつのだ。』



わずか数百年前まで、ニュージーランドに生息し、最強と言われた巨鳥モア。

人間が流入したことによって絶滅したモアの最期は、案外こんな感じだったのかもしれない・・・。



ハンター小


2006年「ニュージーランド・ポスト児童書及びヤングアダルト小説賞」年間最優秀図書賞受賞。




モア(Moa)〜Wikipediaより

ニュージーランドにかつて生息していた、ダチョウ目モア科に属する構成種の総称。
現在ではすべてが絶滅した。恐鳥とも言う。
哺乳類が生息していなかったニュージーランド島において、
6属10種以上に進化して独自の繁栄を遂げていた。
草食性で、天敵はハルパゴルニスワシ(ハーストイーグル)以外には存在していなかったが、
マオリ族のニュージーランドへの上陸後、生息地の森林の減少や乱獲により急速に生息数が減少した。
個体数激減の原因に、生息地への隕石の落下を指摘する説もある。
従来、最後の種は18世紀半ばまで生き残っていたと言われてきたが、
最近では16世紀以前にすべてが絶滅したとする見方が有力である。
最大の種では 3メートル近い体高に成長する最大の鳥類であった。
ダチョウやヒクイドリの様に脚力が発達し、飛ぶことはできない。





No.006 もうひとつの場所 2012年12月11日 書籍 トラックバック:0コメント:0



前記事で、サントリー愛鳥活動の紹介の中で、野生鳥類保護の話をしましたが、

今回は、時既に遅し、絶滅してしまった、絶滅危惧種の鳥、動植物、

その、絵本の紹介です。




もうひとつの場所 清川あさみ


地球でもっとも美しい、絶滅図鑑。

時空を越えて清川あさみが紡ぎだす、

かつてあったかもしれないもうひとつの場所 。

糸やビーズで織りなす、

動物、鳥、魚、恐竜、昆虫、草花・・・230種。

かつてどこかに生きていた、今もどこかに生きている、

強く儚い、動植物たちが集うファンタジア。





刺繍、ビーズで鳥、動植物を描く、絵本のような図鑑。

物語ではなく現実の話。

なぜ鳥、動植物が絶滅・絶滅危惧種になってしまったか・・・

絵だけでなく語りかけるような文章でも書かれており、

簡単な鳥、動植物の概要も掲載してあります。

全ての生物が調和のもとに命を次世代に紡いでいる地球という星。

わかってはいても日常生活において、生活圏外の「絶滅・絶滅危惧種」達のことは二の次です。

でも実のところ私達が贅沢をした結果、生態の均衡が崩れ始めた事は明らかで

非日常ではなく日常と密接に関わる問題なのが、

「絶滅・絶滅危惧種」達なのではないでしょうか。




もうひとつの場所2



もうひとつの場所1




モアの汽車ポッポ

かつてニュージーランドには、世界で一番大きな鳥がすんでいました。
頭までの高さ約3.6メートル、体重およそ25キロ。
「まぼろしの巨鳥」ともよばれたジャイアントモアは、
翼をもたない、空をとべない鳥です。
でも、足の速さだったら、誰にも負けません。
太くて、長くて、たくましい足で、大地を自由にかけまわっていました。
1000年ほど前まで、ニュージーランドは人のいない島でした。
ジャイアントモアが姿を消したのは、
人による狩猟がおもな原因だといわれています。
そして、ジャイアントモアがいなくなったことによって
天敵だったハーストイーグルもまたいなくなってしまったのです。



ドードー鳥とその仲間たち

『不思議の国のアリス』にも登場し、
アリスの濡れた服をかわかすために「堂々めぐり」のおいかけっこをするドードー。
この飛べない鳥は物語のなかだけの想像のいきものではなく、
じっさい17世紀の後半までインド洋のモーリシャス島にすんでいました。
英語のスラングで「のろま」を意味するドードーは
その名のとおり動作がともてのんびりしています。
しかも、人を恐れることもなかったので、
かんたんに捕まえることができました。
そのため、発見されてからわずか100年ほどで、
1羽もいなくなってしまったのです。



悲しきりょこうばと

リョコウバトは、その名のとおり渡りをするハトの仲間で、
雄はとても美しい羽を持っています。
全盛期にはアメリカにおよそ50億羽もいて、
世界でもっとも数の多い陸の野鳥といわれていました。
鳥類研究家のオーデュボンは1838年の日記に、
リョコウバトの群れが3日間途切れることなく飛び続け、
太陽もさえぎられ、空一面が暗くなったと記しています。
しかし、それから100年もたたないうちに。リョコウバトは絶滅しました。
あのとき、空を覆う無数の鳥の群れを目にした人びとは、
まさか1羽もいなくなってしまうとは
想像もしなかったことでしょう。



インコと花

この400年のあいだに、たくさんのインコが地球からいなくなりました。
カロライナインコは、北アメリカにすむ唯一の野生インコでした。
オレンジ色と黄色の頭に緑色の羽。
とても美しい鳥ですが、果物が大好きだったため果樹農家が被害にあい、
人による大量捕獲がはじまります。
カロライナインコは、シンシナティ動物園で飼育されていた
インカスとレディ・ジェーンというつがいでした。
まず、1917年の夏にレディ・ジェーンが亡くなり、
ほんとうにひとりぼっちになっていまったインカスも、
その翌年、後を追うように息をひきとりました。



冬の行進

「ニッポニアニッポン」という学名をもつトキは、
この国では古くから知られ、『日本書記』や『万葉集』にも
「桃花鳥」という名前で登場します。
日本人は古くからトキの肉を食べていましたが食肉が禁止されていた江戸時代には、
トキが増えすぎて困ったという記録も残っているそうです。
しかし、明治以降は肉や毛皮をとるために乱獲され、
急激にその数を減らしていきました。
もとから日本にいた野生のトキは、
2003年10月10日に死亡した「キン」を最後に、完全に姿を消しました。
しかし、中国から受け入れたトキは少しずつ数を増やし、
2008年には100羽を越えています。


火の鳥の夢

エメラルドグリーンに輝く背中、
深紅の胸、光の角度によってはターコイズブルーに見えたり、
頭頂が金色に輝き、世界一美しいといわれる鳥。
メキシコ南部からパナマ西部にかけて生息するケツァールは、
古代マヤ、アステカ時代には神の化身として崇拝されました。
たしかに、この鳥が輝く翼をひろげて飛翔する姿は、
「神々しい」という言葉がぴったりです。
グアテマラでは国鳥に指定され、通貨の単位にもなっているケツァールですが、
森林伐採によってその数は減りつづけ、
文字通り「幻の鳥」になりつつあります。
ちなみに、手塚治虫の漫画『火の鳥』は、この鳥がモデルになったといわれています。







清川あさみ

写真に刺繍を施すという独特な手法でアートディレクションから
造形作品の制作まで幅広く活躍中のアーティスト。
現在は様々な分野に活動の場を広げ多くの年齢層にファンを持つ。
2004年ベストデビュタント賞、2010年VOCA展入賞、
2011年水戸芸術館(全館規模の個展を開催する作家としては最年少)、
2012年表参道ヒルズにて「清川あさみ|美女採集」を開催。最多動員数を記録。





No.005 Today Birds, Tomorrow Man 2012年12月10日 環境 トラックバック:0コメント:0



いつのまにか、連想ゲームの様にリレー式に話しが進んでいるようなので、

しばらくこの形式で続けてみることにしょう。

今回は、晩年、環境問題・野生鳥類の保護に尽力したオーデュボンを受けて、

日本の企業の中で愛鳥活動を積極的に推進しているサントリーの愛鳥活動の話。



1973年、サントリーは、ウイスキーづくり50周年の記念事業として

「愛鳥キャンペーン」をスタートさせました。

1960年代からの高度成長政策は、70年代になると産業社会のめざましい発展の裏で、

いわゆる自然破壊、人間の生存にかかわる大気や水や土の汚染を生む結果となりました。

人々は、限りない包容力があるようにみえた地球が、意外なほどもろいものだと知り、

地球規模での環境問題に直面するようになったのです。

サントリーとしても、製品そのものがまさに自然の恵みの賜物であり、

良い自然環境なくして良い製品を世の中に提供できないというところから、

自然を大切にする重要性を日頃から感じていました。

野鳥は、自然環境に敏感な生き物です。

人間にはどこが悪くなったのかわからない程度の変化でも、野鳥は姿を消してしまいます。

野鳥が環境のバロメーターといわれるのは、身をもって環境の悪化を人間に教えてくれるからです。



サントリーが掲げたスローガン「Today Birds, Tomorrow Man」には、

「今日、鳥たちの身に起きていることは、明日は私たち、人類の問題になるかもしれない」

という意味が含まれています。



サントリーは人間にいちばん身近なところで自然破壊を訴える野鳥をテーマに、

自然保護活動をスタートしたのです。

その活動の一環として、当時サントリーは、(財)日本鳥類保護連盟の指導のもと

1973年(昭和48年)5月の「愛鳥週間」から「愛鳥キャンペーン」の新聞広告をスタートしたのです。

1985年(昭和60年)5月までの12年間に新聞各紙に掲載されました。

環境保護のシンボルとして野鳥を選び、

「愛鳥キャンペーン」として生物多様性につながるさまざまなテーマを問いかけてきました。

私たちが現在も考え続けなくてはならない問題、

改めて考え直さねばならない事柄が今も存在しています。






サントリー愛鳥活動のサイトの愛鳥広告アーカイブより、目にとまった広告をいくつかご紹介します。
広告の内容はこちらで読めます。→愛鳥広告アーカイブ1973〜1985




第1回:今日の自然環境に伴う問題は、ヒト自身、仲間である動物や植物の、
《生命の尊厳》に思いをはせる人間らしい心の荒涼にこそ、もっと深い原因があるように考えるのです。


サントリー05




第7回:トリは自然がつくった文化財です。人が造る文化財と違って、その種が先祖から伝えてきた生殖細胞だけにしか、再建の能力はありません。
種がほろべば、再生の望みはまったく途絶えてしまうのです。


サントリー03




第20回:ヒトは、動物や植物を、思いのままたくさん殺す武器を持っていても、ヒトの力ではアリ一匹、単細胞のアメーバさえつくれないのです。

サントリー04




第98回:こうして、トリは、1億5千万年かけて全世界で8600種にも分類される生物となり、空を征服し、海から高山にまで君臨したのである。
人類をふくむ哺乳類の祖先も、時を同じくしてジュラ紀に出現したが、ヒトとしてこの地球に足あとをしるすのは200万年前である。


サントリー01






No.004 オーデュボンの祈り 2012年12月09日 書籍 トラックバック:0コメント:0



物事は、調べ始めると次から次へと新しい発見が連鎖的に、

いつの間にか、あっちとこっちがリンクして、終いには丸く繋がったり。

今回も前記事を調べる中で、とても興味深い書物を見つけたので紹介しようと思う。

伊坂幸太郎著「オーデュボンの祈り」


物語の中にこんな行がある。

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

「オーデュボンというのは、動物学者だ」田中はそう話をはじめた。

「フランス生まれだが、アメリカに渡った。そして鳥だとか哺乳類の研究に打ち込んだ」

「オーデュボンはリョコウバトを見つけた。二十億羽もの群れで、空を覆いながら飛ぶ鳥だ。」

「何十億、何百億という鳥が絶滅するかよ」

日比野は、もとからそんな鳥の存在を疑っているかのようでもあった。

「リョコウバトの肉はうまかったらしい」と田中は言った。

それが絶滅の理由のひとつだった、と。

「だとしても、数十億がいなくなるもんか」日比野の意見に、僕も同意したくなる。

「誰もがそう思っていた」田中は人差し指を出した。

「あまりにも数が多すぎたんだ。数が多いことが人を鈍感にした。

いくら虐殺しても絶滅につながるとは思えるわけがなかった。

オーデュボン自身、リョコウバトが消えるとは予想していなかったくらいだ。

「パトスキーの虐殺」田中は返事の代わりにそう口にした。

「1878年、ミシガン州のパトスキーの森林地域で、十億ものリョコウバトが見つかったんだ。」

今から考えれば、その時に、その数の群れがいたことは奇跡に近かった。

貴重な生き残りのリョコウバトだった。それがある人間たちに発見された。

彼らはその時、その鳥たちを少なくとも数億の単位で捕獲しておくべきだったのかもしれない。

「そうはしなかったんだね」僕も予想はできた。

「貴重なリョコウバトの群れ。人間は、それを発見してどうしたのだと思う?」 

撃ったんだ。聞かなくてもわかる。

「ハンターが大挙してやってきた。史上最大のリョコウバトの虐殺がはじまる。

一ヶ月に、三百トンの死骸が出た」

「リョコウバトは、繁殖能力が弱かった」独り言のように田中はつぶやく。絶滅の二つ目の理由だ。

「膨大な数で群れていて、はじめて繁殖できた。

だから残虐がはじまれば、子供の数は急激に減っていくしかない」

「でも、そのオーデュボンもまさか、鳩が全滅するとは思わなかったんだろ。

そいつも無知で馬鹿な男の一人だったんだろ?」日比野の言い方は、遠慮がない。

「だとしても、オーデュボンは願っていたんだ」田中は語調を強めた。

「彼はリョコウバトの大群を、その壮麗さは言葉では表現できないと言い、

壮大な景色が永遠に続くことを望み、祈っていた。そうに決まっている」

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++


既存のミステリーの枠にとらわれない大胆な発想で、読者を魅了する伊坂幸太郎のデビュー作である。

物語中に、ジョン・ジェームズ・オーデュボンのリョコウバトの話が多用され、

世界観の構築に役立てられている。

それはどのような世界観なのか?ストーリーの詳細に関しては本筋から逸れるので、

ここでは割愛するとして・・・

またカオス理論の説明などもされており、初期値鋭敏性など学術的な用語を利用している。

カオス理論については、大群で飛ぶ神秘的な鳥の群れの動きに通ずるところがあるので、

こちらもまた改めて後述したいと思う。

さて、オーデュボンは、当時、アメリカ大陸に生息するリョコウバトを発見した人物である。

1800年代の北アメリカ東部には、鳥としては史上最多の生息数

(一説には50億羽ともいわれる)を誇るハトが存在していた。

渡り鳥であったところから「旅をする鳥」リョコウバトと呼ばれたこの鳥は、

我々が想像も出来ないほどの巨大な群れを形成したという。

とてつもない数の群れで何日も空を覆い尽くしたリョコウバトは、

そのとてつもない数にもかかわらず、人間の乱獲によって絶滅したのだ。

彼はリョコウバトの絶滅を予測したにもかかわらず、

ついにリョコウバトを絶滅から救うことはできなかった。



オーデュボンの祈り。

この物語の中には、リョコウバトと重ね合わせて、

「誰にも止められない悲しい結末に向かうことを、人間は失わないと“こと”の大きさに気がつかない」

という著者の痛烈なメッセージが込められているのではないでしょうか・・・。




リョコウバト〜Wikipediaより

18世紀には北アメリカ全土で約50億羽が棲息したと推定され、世界で最も数の多い鳥だったと言われる。
これは当時の北アメリカに棲息していた鳥類の全個体数の4分の1に相当するとも言われ、
また当時の全人類の人口よりも遥かに多く、18世紀では最も数の多い高等生物であったとも言える。

しかし、19世紀に入ると食肉や飼料、また羽根布団の材料になる羽毛の採取のために
乱獲が行われるようになり、数が激減していく。
ただ、それでもまだ莫大な数がおり絶滅するはずがない、と保護は真剣には検討されなかった。
リョコウバトの肉は非常に美味であったと言われ、都会でも良い値段で売れたため、
銃や棒を使用して多くの人々が捕獲を行った。

加えて「ハト撃ち」は、裕福な層の人にとっては嗜むべきスポーツであった。
こうしてリョコウバトの捕獲を専門にするハンターによる、組織的で大規模な狩猟が行われた。

しかし1890年代に入るとその姿はほとんど見られなくなり、ようやく保護も試みられ、
ポスターも作られるなどしてキャンペーンが張られ懸命の努力が行われたが、すでに手遅れであった。
また、保護運動にしても活動家がハンターから暴行を受けるなどの妨害もあった。

ハンターたちが趣味のリョコウバト狩りをしようにも肝心のハトがいないと気付いて慌てた時には、
もうリョコウバトはアメリカの空から消えていなくなっていた。

リョコウバトはそのかつての個体数からは想像もできないほど繁殖力の弱い鳥類であり、
小さな集団では繁殖できず、繁殖期は年に1度で、しかも1回の産卵数は1個だけであった。
そのため、いったん大きく減った個体数を回復することは困難だったのである。
また、19世紀以降、リョコウバトの本来の生息地であった森が人間の開発により
急速に奪われていったことも、彼らの減少に拍車をかけることとなった。

1906年にハンターに撃ち落されたものを最後に、野生の個種は姿を消す。
1908年に7羽、1910年8月にはオハイオ州のシンシナティ動物園で飼育されていた
雌のマーサ(ジョージ・ワシントンの妻マーサから名をとった)のみとなる。

マーサは動物園で生まれ、檻の中で一生を過ごした。
1914年9月1日午後1時、マーサは老衰のため死亡し、
リョコウバトは絶滅した。マーサの標本は現在スミソニアン博物館に収蔵されている。


最後の一羽となった「マーサ」

9ded136b.jpg



現在、世界中のあちこちに、絶滅の危機にさらされた鳥たちがたくさんいます。

本ブログの第一回目に紹介した「世界鳥類大図鑑」のマイケル・ランド博士の言葉の如く、

「その中の一種でも失えば、人類の損失となります。」

微力ながらも本ブログで鳥の魅力、大切さを少しでも伝えることが、

こうした鳥たちを保護する活動の一助となればと願わずにはいられません。




No.003 ジョン・ジェームズ・オーデュボン 2012年12月08日 アート・デザイン トラックバック:0コメント:0



前記事の、アンドリュー・ザッカーマンを調べている中で見つけた鳥類研究家、

ジョン・ジェームズ・オーデュボン(John James Audubon/1785.4.26〜1851.1.27)

アメリカ合衆国の画家・鳥類研究家である。

北アメリカの鳥類を自然の生息環境の中で、極めて写実的に描いた博物画集の傑作、

「アメリカの鳥類」(Birds of America/1838)によって広く知られている。

それにしても、鳥とアートは結びつくことが多い。

「鳥をみる感性」は「アートをみる感性」と似ているのかもしれない。

ところで、何故オーデュボンをみつけたかというと、

アメリカに「ナショナル・オーデュボン協会」なるものが存在する。

世界最大規模の鳥類保護団体である。

そこで出版されている書籍の表紙に、

アンドリュー・ザッカーマンの写真が使われていたのだ。

ナショナル・オーデュボン協会とは、

晩年、環境問題・野生鳥類の保護に尽力したオーデュボンの没後(1905年)、

その意志が受け継がれ、自然保護団体「ナショナル・オーデュボン協会」の設立となったものである。

本ブログ第一回目に紹介した「世界鳥類大図鑑」も

「ナショナル・オーデュボン協会」と共同制作したものでる。





とても美しい書籍なので、何冊か表紙を紹介します。
Andrew Zuckermanの写真は上二点のみ。


audubon1.jpg

audubon2.jpg

audubon3.jpg

audubon5.jpg
ナショナル・オーデュボン協会はマンハッタンに事務所を持ち、
全米に会員が100万人以上いるといわれていますが、実際は各州に支部があり、
さらに各市町村単位でも協会を設置している場合もあり、
それぞれが独立した非営利団体として会員を擁して多彩な活動を展開しています。
各地域にあるナショナル・オーデュボン協会は、
独自のサンクチュアリ(鳥獣保護区)やネイチャー・センター等を設置していることが多く、
例えばオーデュボン・ニューヨークは州内に10箇所、
ニュージャージーオーデュボン協会は州内に9箇所のセンターがあり、それぞれが施設を持っています。
コネティカット州の場合は、州としてのまとまりが弱く、小さな協会が12団体あるものの、
中には独自の施設を有していない団体もあります。
そのかわり、グリニッチ・オーデュボン協会がナショナル・オーデュボン協会の教育センターを兼ねた
州内最大の施設となっており、昨年、新しい施設がオープンしました。
各団体とも、それぞれバード・ウォッチングや猛禽類の紹介、
野生動物に関する講演会、写真や絵画等の展示等を行っており、
各種プログラムを学校に提供するなど、教育活動にも力を入れています。
野鳥を観察しながらトレイル(散策路)を歩くのも楽しいものです。
ぜひ一度、お近くのオーデュボン協会を訪ねて見ませんか?


National Audubon Society
Audubon New York
New Jersey Audubon Society
Connecticut Audubon Society
Audubon Greenwich


No.002 アンドリュー・ザッカーマン 2012年12月07日 アート・デザイン トラックバック:0コメント:0



最近「鳥」について、ネット検索する時間がとても多くなった。

鳥を飼う前はほとんど興味がなかった(目に入っていなかった)「鳥」。

気になって調べ始めると、続々とでてくる鳥情報。

それは、ネットのみならず、日常生活の中でも、

あちこちでみかける(元々あったものが目に入る)ようになった。

興味がないと見過ごしてしまうものも、

一旦興味の矛先が向いたモノに対してはとても敏感に

情報をキャッチできるものである。

そんな中でみつけたサイトがこちら。


Andrew Zuckerman : Bird


ニューヨーク在住のフォトグラファー、Andrew Zuckerman氏の「鳥」サイト。
動物達のリアルな動作や、個体特有のユニークなディテールを捉えた写真集「クリエイター」で、
世界中から絶賛を浴びたNYの写真家、アンドリュー・ザッカーマン。
待望の新作は、世界各国の「鳥」をテーマにしたもの。
極彩色の羽を纏ったコンゴウインコ、柔らかくまっ白な羽毛に覆われたフクロウ、
眼光鋭く獲物を狙うワシ、大きな翼を広げたコンドル、
カラフルでエキゾチックな嘴のオウム、華麗な羽飾りを広げたクジャク等々。
アヒルやカラスなど馴染みの深い種類から、
極楽鳥や絶滅危惧種のペンギンといった希少な個体まで、
翼を持った生物およそ75種を紹介したショーケース的一冊。
前作同様ホワイトバックで撮影することで、個体によって、
また部位によって全く異なる色彩やテクスチャー、
そして優美なディテールの中に潜む個々のパーソナリティを際立たせている。
200点を越えるイメージは躍動感に溢れ、
生命の神秘を携えた高尚な美しさはまさに究極のアート。
鳥類学者や自然愛好家にとっての資料としても有用です。





Bird Book

011.jpg





Bird Book Trailer







Flower Book

022.jpg





Flower Book Trailer







Creature Book

033.jpg



No.001 鳥についての三つの考察 2012年12月06日 総合 トラックバック:0コメント:0



今日から、とりとめもなく「鳥」のことを綴ってみることにした。

「鳥」の魅力にはまってしまったのは、

野生のメジロを保護したのをきっかけに、

数十年ぶりにインコを飼い始めたところから始まった。

その可愛らしさはもちろんのこと、

美しさ、賢さ、生態の不思議、

関われば関わるほど、知れば知るほど、

その魅力に引き込まれた。

特に興味をもったのは、



一.「アート・デザイン」としての「鳥」。

二.「鳥」の「生態」〜鳥が自然界に生活しているありさま。

二.「種の保存」としての「鳥」。



この三つである。

このブログでは、この三つについて、

私が興味を引かれた「もの」「こと」「ひと」について、

紹介していこうと思っている。

とはいっても、文章を書くのはあまり得意な方ではないので、

必然的に、ヴィジュアルを多様したり、

動画をリンクしたり、

言葉を引用した程度のものになるとは思うが、

その積み重ねの結果、

なぜこんなにも「鳥」に引かれるのか?

その「わけ」を少しでも見いだせれば、と思っている。





ブログ一回目は、

最近とってもほしいと思っている、

AMAZONでみつけた鳥の本の紹介。

「世界鳥類大図鑑」

その序文に寄せた言葉が心に響いたので、

紹介しようと思う。



鳥類は、ほかの動物と同様に驚くべきものではない。
しかし、飛べない人間との関わりが、
鳥類を特別な存在であるかのように思わせているのだ。
鳥は飛び、さえずり、色彩の豊かな羽毛を持ち、
生き生きとして、あらゆる場所に生息してる。
ほかに、どんな興味をそそる動物であっても、
鳥類ほど自らを際立たせるものはないだろう。

この「世界鳥類大図鑑」では、鳥類が、どんなに素晴らしく、
多様性のある動物なのかについて、詳しく説明している。
飛ぶ鳥のなかで、
オスのノガンのもっとも重いものは18kgという記録をもっているし、
小さいほうでの記録は、
ハチドリ類のマメハチドリで体重が2gにも満たない。
昆虫にちなんで名付けられてるほどで、
虫と間違えられてもおかしくない。

鳥のへの親近感は、人々の歴史において、
創造性のインスピレーションの源となってきた。
鳥類は、人類文化のなかで、その精神性と同様に
自由と知恵のシンボルとしてのパワーを持ってきた。
そして、世界中の1万種を越える鳥類の未来は、
人々の暮らしと切っても切りはなすことはできない。
現在多くの鳥類が、絶滅の危機にさらされている。
一種でも失えば、人類の損失となる。
多種多様な美しい鳥を解説する本書が、
ただ鳥を賞賛するだけでなく、
こうした鳥を保護する活動を促してくれることを願っている。

マイケル・ランド博士 バードライフ・インターナショナル事務総長




4777052427.jpg


 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。